20歳未満の人は、お酒を飲んではいけません。
「20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律※」という法律で禁止されていますが、それはアルコールが成長期にある身体にとって危険なものだからです。
アルコールには中枢神経抑制作用つまり麻酔作用があり、特に20歳未満の人は、一度に多量飲酒すると、急性アルコール中毒に陥ることが多いのです。20歳未満では、アルコールを代謝する酵素の働きが弱いことも原因です。
そして最も重要なことは、アルコールそれ自体が成長期の身体に悪影響を及ぼすということです。20歳未満は成長期にある脳の神経細胞への影響が大きく、成長障害、性腺機能障害(生理不順・インポテンツ)の危険性が高いのです。さらに、肝臓や膵臓などの臓器障害にも陥りやすいのです。また、飲酒開始年齢が若いほどアルコール依存症を発症しやすいという恐ろしさがあります。
だから、大きな夢が広がる子どもたちには、
興味本位でお酒を飲むことは絶対しないでほしいのです。
※法律の正式名称は「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」。
※※成年者であっても満20歳未満の者の飲酒を知ったときは放置をせず、制止するようにしてください。